練習走行(5月1日)
作成日:98/05/22
更新日:98/05/22
FZR最初の練習走行。因みに今シーズン最初の走行にもなる。
走る前からあれやこれやいじるよりも、とりあえずみんなで走ってみよう。そうすれば問題も見えてくるだろう。
と言う訳で、最低限必要なタイヤ、チェーン、オイルを換えただけの状態でもてぎに持ち込む。
尚、ステップバーは去年から適用されたMFJレギュレーションをクリア出来ない為、ノーマルの可倒式に変更しておく。
プロダクションの走行枠は3本、ライダーも3人なので、それぞれ1本ずつ走行する。
まずは1本目。俺の走行。
サーキット走行は7ヶ月ぶり、400は5年ぶり。FZRは初めて。タイヤは新品。
かなり緊張しつつ、もてぎの本コースへコースイン。
どうも新品タイヤの慣らしは苦手である。昔、ZXRでコースイン直後の2コーナー転倒が未だに脳裏をよぎる。
全然バンクさせてないし、アクセルも開けてないのに転倒したその時のショックが今も尚、後遺症として残っている。
ほぼ直立な状態で1〜2コーナーを抜け、3コーナへ向けてのストレートで徐々にアクセルを開けていく。
4速の全開域に入った瞬間、[ぶぐもぉぉぉぼぼぉぉ]と失速する。たまらずシフトアップ。
「ありゃ?」
5速,6速になるとさらに症状は顕著に現れ、ストレート全開区間で加速する事が出来ない。
「なんじゃこりゃぁ。メイン全然外しとるやんけ!」
最終のシケインを立ち上がり、ホームストレートに戻って来る。
1速:ふ
お
お
お
あ
2速:ふ
お
お
お
お
あ
3速:ふ
お
お
お
お
ぶぶ
4速:ふ
お
お
お
お
お
ぶぼぼ
5速:ふ
お
お
お
お
お
お
ぶぼぼぼ
6速:ふ
お
お
お
お
お
ぶぼぼぼぼぼぼぼ
・・・・・「きっつ」
アクセルをチョイ戻す。
すると又加速を始めるが、車速と共にアクセルを開けていくとやはり[ぶぼぉぉぉぉぉ]
ヘアピンを立ち上がり、ダウンヒルストレート。
1速:ふ
お
お
お
あ
2速:ふ
お
お
お
お
あ
3速:ふ
お
お
お
お
ぶぶ
お
お
お
ぶぶ
4速:ふ
お
お
お
お
お
ぶぼぼ
お
お
お
ぶぼぼ
5速:ふ
お
お
お
お
お
お
ぶぼぼぼ
お
お
ぶぼぼぼ
6速:ふ
お
お
お
お
お
ぶぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ
・・・・・。
ファイナルも合ってない。6速でカブりながらも吹けきっている。
もてぎのセッティングデータだと、15−41なのだが、
15が無かった為、ドライブを14、ドリブンを39にしたかったのだが、
それだとチェーンガイド一杯になる為、ショート覚悟でドリブンは40を使用していた。
ストレートで[全開にしては少々戻し][どうにも加速しなくなったらシフトアップ]を4速〜6速にかけて繰り返す。
サーキットでレーシング走行する場合においては苦痛な状況と言えるが、ここは車体の状態を確認しながら
コーナリングを楽しむ事に切り替える。今回はあくまでも様子見である。
それにしてもこのFZR。全開域で加速しないのはいいとして、低速コーナーからの脱出速度もなんだかダルい。
前乗っていた89年型ZXRの方がパワー感があった。
「なんかおっせーバイクだなぁ」等と思いつつ、35分の走行が終了した。
タイム:2分29秒・・・・ちょっと楽しみ過ぎたようだ。
「いやぁ。メインジェット全然薄いよぉ。」と俺。
因みに最初から付いていたそのジェットは122番。もてぎのセッティングデータは135番〜142番となっている。
あたりまえ過ぎる結果だった。
店から借りてきた130番のジェットに交換し、2本目でアキラが走る。ジェットはこれしか持っていない。
タイム:2分23秒。状況を聞くと、多少はマシになったようだ。
因みに彼は我々3人の中で、唯一の国際ライダーである。
引き続き、3本目にRSオータ出動。
タイム:2分26秒。
無事、3人とも久しぶりのサーキット走行を終了した。
〜 今回の教訓 〜
・4サイクルとはいえ、ジェッティングも走行必要最低限として考慮しよう!
・ファイナルがショート過ぎる!
・ステアリングダンパーは必要だ!
以上
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