練習走行(6月27日)
作成日:98/07/06
更新日:98/07/07

今回で3回目の練習となる。とはいっても前回は整備ミスによりRSオータがちょっと走っただけ。事実上、全員が2回目の練習走行となる。

プロダクションの走行枠は午前中2本フルコース、午後3本東コース。どちらも東のピットからのスタートとなる。

明け方まで降り続いた雨は1本目の走行をウェットにしていた。
バイクに対してやらなければいけない作業もあった為、走行は2本目からとする。

ちぎれたリアブレーキホースを交換し、ステアリングダンバー及びスタンド用フックを装着する。
MJは140番に変更。未だまともなセッティングで走っていない。

午前10時30分。プロダクション2本目の走行時間。午後からは東コースとなる為、フルコースでの走行はこれ1本のみ。
ここは一つ、一番期待のかかる唯一の国際ライダー、アキラに走ってもらう事とする。とりあえずは予選通過が当面の課題だ。

コース上はほぼドライだが、日の当たらないブリッジ下が2つとも濡れている。
ファーストアンダーは直立のまま通過するのでそれ程問題無いのだが、セカンドアンダーは倒し込みの開始ポイントに当たる為、やや気を使う所だ。
天候は晴。気温は30度を超え、やたらと蒸し暑い。

そしてコースイン。1周目2分29秒台から各周毎に約2秒ずつ縮めていく。
ピット前のストレート通過後、5速、6速付近の音に耳を澄ます。
やはりイマイチセッティングが決まっていないようだ。
それでも6周目、2分21秒前半のタイム。
とりあえずの目標、「20秒は切んねーと話しになんないっしょ」まであと少し。

期待の7周目、ヘアピンを立ち上がるFZRが見えた。ストップウォッチを握る手に力が入る。

と、[ぼへぇぇぇぇぇ]と情けない音を立てながら、徐行に近いスピードで目の前を通過するFZR。首を傾げながら右足でピットインを合図するアキラ。

「・・・は?トラブル?ガスケツ?」
そして一向に帰って来ない彼。
「エンジンストップか・・・。」
「この暑さの中、さぞやきついだろーな。」

11時20分、走行終了。やがてレッカーに乗ったアキラが帰ってくる。
ガスケツだった・・・。
回転を落としてなんとかピットまで持たせようとしたが、3コーナー手前で全てのガソリンを使い果たした彼は、灼熱のコースサイドで10数分を過ごしてきた。

最後にピット前を通過した7周目のタイムがやはり21秒台。ガスケツが無ければ確実に20秒は切れていた所だった。

気を取り直して、午後の走行。東コース。

1時30分。午後1本目、俺の番。MJは1ランク絞り、135番。
1分47秒後半から開始した俺は、43秒から45秒の間でコンスタントに周回する。
ベストタイムは11周目の1分43秒11。5速、6速はやはりダメ。全開にすると加速しない。

走行終了後に、装着したステアリングダンパーのダンピング調整をしていない事に気づいた。最弱だった。
走ってる最中は付けていた事すら忘れていた。はっはっは。

2時50分。午後2本目、RSオータ。MJをもう1ランク絞り、130番。
1分46秒後半から開始した彼は、やはり43秒から45秒の間で周回。
どーしても5速、6速はダメ。

途中、意味の無い赤信号が数秒の間点灯し、その間ストレートを通過したライダーが次々とピットイン。
RSオータも運悪くこの赤信号を確認し、ピットイン。
事情を知らない係員に対し、1番最初にピットインしてきたライダーが説明していたが、やがて全車ピットアウト。
不意のピットインは走りのリズムを狂わせる。まったく迷惑な話しだ。
ベストタイムは6周目の1分43秒49。

午後最後の予定だったプロダクションの走行枠はカートの走行に変更されており、本日の走行はこれで終了。
RS125のエンジンを積んだカートが走っていた。

因みに今回もアキラ2本、俺2本、RSオータ1本をそれぞれレーサークラスで走行している。

〜 今回の教訓 〜

・ガソリンはちゃんと規定量入れよう!
・ステアリングダンパーは最弱じゃダメだ!
・セッティングだせぇ〜ん!
・信号の操作間違えるな!もてぎの係員!
・暑いぞ!東のピット!!

以上

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