練習走行(7月24日)
作成日:98/07/25
更新日:98/07/25
前日23日、栃木管区気象台午後5時発表の天気予報は翌24日を雨のち曇りと報じていた。降水確率は午前60%午後30%。
RSオータは仕事の都合上来れない為、アキラとGOMAの3人で出かける。
今回は雨天時のセッティング出しと割り切りながらも、なんとかドライで走りたいと願いつつ、午前12時過ぎにはサーキットへ到着。雨は振っていない。
酒を飲みながら、1時間毎に外の様子ばかり気にする。
午前1時、振っていない。
午前2時、振っていない。
午前3時、振っていない。・・・・・寝る。
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朝、午前7時。土砂降りの雨。2度寝開始。
8時頃、しょうがなく起きる。気分も体も重く、朝飯を食い、パドックへ入った頃は10時近く。
午前中2本の走行枠を見送りながら、チンタラとスペアホイルにレインタイヤを組む。
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相変わらず、だぁ〜れもいないグランドスタンド |
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オーロラビジョン |
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ガソリンスタンド |
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タイヤサービス |
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各メーカーサービス |
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エアガンを人に向けてはいけません。 |
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ましてや打つ等、もってのほかです。 |
このまま雨降りならレインタイヤで雨天時のセッティング出しといく所だが、
昼前に雨は止み、14時丁度の午後1本目にはお約束のハーフウエット。
新品のプロダクションタイヤのままで、アキラが出動する。MJは前回のまま。140番。
今回のタイヤは再びGPR70。ダンロップに戻す。フロントのハイトも60に戻す。
最初に60を履いてからは70を使っていたが、当初よりフロントタイヤを使える様になった今の状態で再び60に戻し、
70との違いを改めて評価しよう。と言う狙いだ。
世間の常識は分かっているつもりだが、自分で実感しないと気が済まない人達である。(ってゆーか何か人と違うやり方を模索しているだけカモ)
7,8台のバイクがピットアウトしていき、アキラを除いた全員がホームストレートへ帰ってくる。
(あいつ帰ってこないな・・・。)
走行開始から5分が過ぎた。
(転んだかな?・・・・あ!ガス欠?!)
ガソリンタンクのコックを確認してない気がする。マイナスドライバーが無いとONに出来ない。
(東のピット付近だったら渡せるかな・・・。)
「ちょっと行って来るわ。」
無理と分かりつつも、とりあえずドライバーを持ち、車で東のピットへ向かう。
途中、コース上に気を配りながら走っていると、130Rを「ふぉぉぉぉぉん」と走り去るアキラを発見する。
「あ?なんじゃあいつ・・・。オーバーランだったんかな?」
ピットへ戻ると何事もなかったかの様にホームストレートを通過していく彼。ピットインしてくる様子も無い。
「なんだったんだ?まぁいっか。」
11周目の2分23秒をベストラップにして走行を終了する。
ピットへ帰ってきたアキラ。「はあぁ〜気ぃ使った。」とヘルメットを脱ぐ。
この路面でよく23秒出すもんだ。
「エンジンは?」
「う〜ん。いいよ。6速は相変わらずだけど。5速は全開でもOK。」
「フロントどうだった?ロクマル。」
「う〜ん。やっぱ進入が不安になるね。すごく旋回するけど。」
「そっか。で、どしたん?」
「ん?」
「いや、最初。帰ってこなかったじゃん。」
「あぁ。ガス欠。」
「え?コックは?どうやってひねった?」
「ポスト員にタワーからドライバー持ってくるように頼んで。」
「あぁ、そう。成る程。やるねぇ。」
次の走行に備えて準備運動を始める俺。
今日は走れないつもりでいたのが、出動決定と同時に緊張してくる。
3時を過ぎた頃には、パドックやホームストレート等、ピットの周りは殆ど乾いてる。
再度アキラにブレーキングポイントの確認を行い、15時40分。午後2本目。プロダクション最後の走行。
1周目、ゆっくりと路面の状況を確認しながら走る。
S字とアンダーパスが濡れている。いつもの箇所だ。
2周目から徐々にペースを上げていく。3コーナー進入でグゥゥっとブレーキをかけ、クリップ手前でブレーキレバーの
力を緩める。
すると、ストッと急激にフロントがイン側を向き、切れ込む感覚になる。
思わず「うおっ!」とヘルメットの中で叫んでしまう。
S字やVコーナー、ヘアピン等の低速コーナーは全てそんな状態。進入でブレーキを離すと一気にバンクする。
「なんかおっかね〜な〜。」
扁平率を低くしたのに突き出しを変えていなかった。フロントを下げすぎた時の状況が顕著に表れている。
インつきが早く、どうしてもクリップ手前でインについてしまうヘアピン。
早いバンキングをきらい、ブレーキを引きずりすぎてクリップに付けないVコーナー。
フロントの不安から、過重をかけて飛び込めない1コーナー。
完全に70扁平に慣れすぎてしまったようだ。
タイムは20秒から21秒。1回だけやっと19秒後半が出る程度。14周で走行が終了する。
現時点での個人的意見としては、ロクマル却下。といった感じだ。
所でもてぎのルールブックには「国際ライダーはSP車でもレーサークラスを走らなければいけない。」と記されている。
「これ本当かね?」
「だったらSP125とかどーすんだよなぁ?」
「SPだから、レーサークラスなんじゃねーの?GP250なんかと一緒に。」
「そんなんアリかねしかし。とりあえず、聞いてくるわ。」と言ってコントロールタワーへ向かうアキラ。
この次に今日最後の走行枠としてレーサークラスがある。
暫くすると走行券を片手にアキラが戻ってくる。
「やっぱ国際はレーサーじゃないと走っちゃいけないんだって。」
「あ。そう。ふ〜ん。」
で、レーサークラスをFZRで走る事とする。
路面は俺の時と同じ状況。濡れているのは一度雨が降ると乾くことのないS字とアンダーパス。
フロントのイニシャルを1段、ダンパーは伸び側2ノッチ,圧側1ノッチで固めて今日最後の走行に出ていく。
計測開始から1周目、19秒からスタート。その後、18、17、16と1秒ずつタイムを縮めていく。
5周目17秒、6周目18秒と落ちたかと思っていると、7周目にいきなり15秒代がでる。今までのベストタイムだ。
8周目、9周目とそのまま15秒代。そして10周目、ついに14秒代をだす。
最後の周回は19秒代で流し、ピットイン。
「あと何分残ってる?」
「ん〜4分くらい。」
「じゃ、いいや。」
バイクをピットへ入れる。本日の走行全て終了。
帰りの車中。話題の中心はフロントのタイヤサイズ。3本走っても70程減っていない。と言うよりも殆ど減っていない。
耐久を考えた場合、[減らない]というのは魅力だ。慣れてしまえば60でもいけるのか?たった1本の走行じゃ判断出来ない。
アキラは60で問題ないと言う。つまり、60推奨派。
俺は今の所70派。タイヤの持ちを考慮した上でもだ。しかしあの減り方からすると、2回は交換するようだ。
フロントの交換を2回はやりたくない。・・・う〜む・・・しかし・・・。
あとはRSオータ。彼が60で走ってみて、その時の印象や感覚から意見を聞かねばならない。
もうそろそろ時間もない。本番迄1ヶ月をきった。タイヤ選択で悩んでいる時期ではなくなってきている。
フロントフォークが本来の仕事をしていないのか?フォークオイルは明日換える予定。
それともフロントを落としすぎたのが原因か?突き出しを少なくすれば問題なく乗れる様になるのか?
他のチームはどうなんだろう?
4耐のライダーはどうしているんだ?鈴鹿とはタイヤの減り方が違うのか?
データを出すだけの時間が無い。練習もあと3回行ければいい方だろう。
次の練習は3日後、月曜日。RSオータの判断が下される。
本日のベストタイム
〜 今回の教訓 〜
・フューエルコックは確認しよう!
・マズイぞ!@ョージア@ックスコーヒー!
・普通の@ョージアもっとおいとけ!いつも売り切れだぞ!>北関東
・エアガンで遊ぶな!>俺
以上
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